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6月下旬まで山なみ芸祭、村っ子泥んこ、でアートでたんぼやってました。
そして一連の田植え作業も終わりました。 この山里の、この列島の?お米作りに田植え前イベントを沢山~ありがとうございました。 長らくお待たせしました! 工藤冬里さんの泥んこ音楽です! by.Hirano.K そして、メンバーにお風呂を、 そして、二宮さん等とですが、レイヤーが、凄い写真になってます。 そして、今年のライブです。 ありがとうございます、今年もコメント頂きました。 マームとジプシーという劇団のオーディションの話から始まった。 自分で3種類の振付を考え、その番号が呼ばれるとそのポーズをとる、というのを集団で一時間やり続ける、という過酷なワークショップで、そのポーズの「裏」とか「逆」、つまり線対称と面対象のポーズも指定されるので、合計9つのポーズに向けて瞬間的に体を動かさなくてはならず、最初はぎごちないが、だんだん体が慣れてくると疲労を通り越してある種のトランス状態になる、その集団としての動きを中空から見ている者が居れば、その者はそれを美しいと感じるであろう、と思いながらやっていた、と。 それは各人の身体能力を審査するためのものなので、直接音楽とは関係ないわけだけれども、その振付を音に置き換えれば、演奏のフォーマットとして少なくともゼロ地点にまではもっていけるのではないか、去年は土地と穀物の、水平と垂直のメソポタミア-エジプト的な起源に向き合ったが、今年はそのワークショップのメソッドを借りて草刈りの動きをやろう、と思った。 システムとして高柳の集団投射、漸次投射といった言葉も頭を掠めた。 振り付けに当たる奏法のための素材は「草刈り」と「雨」に絞った。 「草刈り」には、単純労働、ベトナム戦争の落とし児としての農薬、原罪としての単一プランテーション、モンサント、TPP、といった人間的な営みと葛藤の一切が含まれ、「雨」には人智の及ばぬ天の一切が含まれることになるだろう。 奏者は鳥の声が聞こえる範囲に意識を保ちつつ、「草刈り」ではブギーの腰の入れ方で低音をループしてみせたり、つんのめるようにバスドラをキックしながらシンバルに頭突きしたりし、「雨」では造形作品の竹の枝を拝借して揺すったり、ギターを高く掲げてハウりングさせたり、お馴染の吊られた天蓋を揺さぶって音を出したりしていた。 ピアノを弾いていると、「草刈り」と「雨」が不規則に入れ替わる度に一瞬で空気が変わるのを感じた。 特にミニマルな奏法で「草刈り」を演奏しているまま「雨」になった時、選ばれている音は同じなのに風景が変わるのが分かった。 「さまざまな作品や音が水を張られた水田に沈み、そこに田植えをしていく時、水面の上のおれはぞくっとするのだ」、と河野さんは言う。 その感じがアートで田んぼなのだな。だいぶ分かってきた。
by tanbo-art
| 2013-07-19 02:24
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